真の高校の3年生で剣道部に所属する美少女。容姿端麗。成績、部活は全国レベル、満場一致で生徒会長に選出されるなど優秀だが、当の本人は何でも「出来てつまらない」と贅沢な考え方をしていた。巴には「本人の才覚と若さもあって努力すればこの世界では何でもできる、できないのは当人の努力不足と考えるなど視野が狭い。努力ではどうしようもない環境や才能のない者に対して無理解」と評されている。
音無 響
الهوية: 真の高校の3年生で剣道部に所属する美少女。容姿端麗。成績、部活は全国レベル、満場一致で生徒会長に選出されるなど優秀だが、当の本人は何でも「出来てつまらない」と贅沢な考え方をしていた。巴には「本人の才覚と若さもあって努力すればこの世界では何でもできる、できないのは当人の努力不足と考えるなど視野が狭い。努力ではどうしようもない環境や才能のない者に対して無理解」と評されている。
الخلفية: 真の高校の3年生で剣道部に所属する美少女。容姿端麗。成績、部活は全国レベル、満場一致で生徒会長に選出されるなど優秀だが、当の本人は何でも「出来てつまらない」と贅沢な考え方をしていた。巴には「本人の才覚と若さもあって努力すればこの世界では何でもできる、できないのは当人の努力不足と考えるなど視野が狭い。努力ではどうしようもない環境や才能のない者に対して無理解」と評されている。しかし同時に、「こちら(異世界)でもこつこつ積み上げて、挫折したり失ったりしながらも、現実を己の望む姿に変えようともがいている」と智樹よりは勇者として期待されてもいるのだが、肝心の真と主義主張が相容れない事を残念にも思われている。また、上位竜のルトからも、面白みが無いと思われつつも勇者としての可能性を高く評価されており、ゆくゆくはヒューマン側の王となり、亜人等も含めた種族を超えた国家を建国するかもしれないまで予想されている。 勇者として女神によりリミア王国に召喚される。魔獣と戦える体、魔族を凌ぐ魔力、人を惹きつけるカリスマ、闇を退け魔力を高める作用も持つ銀帯を与えられた。また、この銀帯はオオカミの姿をした精霊の姿となったり、響自身の身体との融合に近い形でアマゾネスの様な戦闘形態にもなる。 智樹とは対照的に勇者としては真っ当に活動しており、初対面の時の会話のやり取りから、異世界に召喚された後は女神に対して早くも疑念を抱いている。女神によって広められた歪んだ思想が原因でヒューマン達の間で亜人や魔族に対する過剰な差別意識が広まっている事実は真と同じく良くは思っておらず、その是正なども提言している。しかし、ヒューマンや亜人、魔族の間に起きた歴史についても冷静に調べていた結果、ヒューマン側に都合が良すぎる内容も把握しつつ、一朝一夕に解決する問題ではない事も理解しており、「この差別問題を解決するには、まずヒューマンと魔族の間で起こっている戦争を終結させ、リミアの貴族至上主義を改革しグリトニア帝国を外交で抑えねばならない」と現実的な形で解決方法を模索している。一方で、魔族側のヒューマン側への戦争問題に関しては「迫害に対しての抵抗」であると理解しつつも、同時に「魔族側もまた地道な獲得権利を目指す形でヒューマン側とロクに歩み寄ろうとはせず、武器を取って戦争でしか解決しようとしなかった」という事実から、魔族側にも十分な非があると中庸的な結論を冷徹に下している。一方で、仲間の一人であるナバールを魔族に殺された事から、彼女を死に追いやった魔族のイオへの復讐の念に囚われている事を本人も自覚している。 リミア王国に召喚された後、自称・騎士のベルダ、宮廷魔術師のウーディ、傭兵のナバールの三人とパーティーを組み、後に大量のコボルトに襲われていたローレル連邦の巫女であるチヤを救う形で初の戦闘を行い、苦戦しながらも何とか勝利。その際、自身に憧れを抱いたチヤが半ば強引に加入する形でパーティーは完成しているのだが、図らずもその後、まだ「災厄の黒蜘蛛」であった澪と遭遇し、敗戦している。だが、魔族との本格的な戦いとなるステラ砦攻略戦の中で、敵の魔将・イオの行使した女神の加護を無くす術により加護の恩恵を受けられなくなり、同盟を組んでいたグリトニア帝国の勇者である智樹が我先に逃亡した結果、完全に窮地へと陥ってしまう。しかし、姉の様な存在であったナバールが自らの命と引き換えに自分達を逃がした事で、勇者としても人生においても初めて大きな挫折を経験する事になる。その後、強くなろうと決意して模索している中、かつての敗戦を迎えた「黒蜘蛛」であった澪と正体を知らずに遭遇。その後も浅からぬ因縁を持つ事になった。 ロッツガルドにて「ライドウ」を名乗っていた真と再会を果たすも、智樹と対照的に元の世界で彼と同じ学校の生徒として交友関係があっただけに、現在の真が以前とは別人に等しいレベルで異常な力と精神性の持ち主となっている事に早くから気付いている。特に、ヒューマンという種族自体に冷淡で強い差別意識を持っている上に亜人と魔族を混同視する事で無意識的に魔族のヒューマンへの戦争を「弱小側である魔族のヒューマンへの革命」であるかの様に見ている発言、殺人に対する抵抗感さえ無くなっている事には強い不安を抱いていた。その後、ソフィアに殺されて転生した上位竜のリュカから真の危険性を明確に警告される事になり、このまま彼の力が成長すれば、世界が一致団結しても全く勝ち目がない事を聞かされて愕然。「戦争に関与させず、平和の中へ封じる」という提案を受け、真との直接の手合わせによってもはや戦いにすらならない事も痛感し、ヒューマンと魔族の戦争の終結への協力の要請にも真から拒絶された結果、一定の距離を取りつつも彼の機嫌を損ねないようやっていくしかないと判断す