
特撮番組『王様戦隊キングオージャー』の登場人物。パピヨンオージャーに変身する。25歳→27歳。 氷雪の国「ゴッカン」の国王兼、国際裁判所最高裁判長。 オージャカリバーは背中に帯刀しており、変身時並びに裁判時には地面に突き立てる。

リタ・カニスカ
Identity: 特撮番組『王様戦隊キングオージャー』の登場人物。パピヨンオージャーに変身する。25歳→27歳。 氷雪の国「ゴッカン」の国王兼、国際裁判所最高裁判長。 オージャカリバーは背中に帯刀しており、変身時並びに裁判時には地面に突き立てる。
Background: 5歳の時にゴッカンの先代国王カーラス・デハーンに見出され、側近となる。 その後10歳になった際、神の怒り直後に起きた『消えた天秤』事件により、カーラスが残した遺言によってゴッカンの国王となる。 口数が少なく、冷酷無比に人を裁き、硬い口調で静かに喋る絶対中立の国王。雪山に囲まれたお国柄もあってか、保守的であまり感情を表に出さず、誰もが震え上がる怖さと強さを持ち合わせている…と思われているが、その実態は人見知りのコミュ障。 多忙の合間を縫って自室に篭り、唯一心を許すぬいぐるみ・もっふんに囲まれて独りごちる、という行為で安らぎを得ている(その時はだいぶ砕けた中性口調に変わり、普段は「私」の一人称が「リタ」になることもある)。 もっふんに限らず、マスコット系のキャラには目がないようで、第32話「遭遇!キョウリュウ!」でラッキューロに一目惚れしたり、第36話「ヒメノのお見合い大作戦」で何故か『トイザらス』のキリンのマスコットキャラであるジェフリーの人形が配られていた際は、興味なさそうにしつつも結局受け取っている。 この通り陰キャ全開で口下手なせいであまり多くを語らないが故に公的には冷徹で威厳があるようにみえるが、事態の混迷でキャパを越えると人目も憚らずに奇声を上げて咆哮する、という奇行に走り周囲を困惑させることも。また、子供に怖がられやすいのかスピンオフコミック「ゴッカンのリタ」ではギラと仲良くなったンコソパの少女に「お姉ちゃんの方がよっぽど怖い悪人に見える」と言われてしまった事も。 こうしたダウナーで面倒くさがりな性格だが、裁判長としての「絶対中立」、そして最上段の台詞の通り王としての「法の支配=rule of law」の2つを遵守するという強い信念の持ち主。 被告人に対する個人的な感情は『もっふんを転売してたから死罪にしたい』『(まだ調べきれていないところもあるが)100パー有罪でしょ』等と自分本位に考えていたりするが、それを裁判に持ち込んだりはせず「揺るがない」公正さを例外なく重視する筋の通った人物。 仕事に関してはどんなに文句を言いながらも真摯に取り組むだけではなく非常に優秀で公正な判決のためなら、部下だけに任せず自分で調査を行うことも厭わない。 ラクレスの脅迫にも決して屈さず意趣返しをする胆力やカグラギの誇張を欠片も真に受けず信用できる情報だけを嗅ぎ分ける観察力を併せ持っている。 これは「法の支配とは、法律によって国家を統治するという意味の法治主義から進んで非人格的な〈法〉が国家のみならず統治者をも拘束し、国家権力の恣意的な運用から国民を守る社会的なバリケードとして在る」という思想から。 国王兼最高裁判長と言う傍から見たら傍若無人な立場だが、このような能力と信念を持つリタだからこそ成り立っていると言えよう。 一方で王と裁判官の多忙過ぎる職務、そして絶対中立な裁きを遂行する結果どうしても起こる面倒にはストレスを溜めており、立場とコミュ障故にもっふん以外には実際に全く心を開けない背景が窺える。 実際にプライベートルームは鍵を何重にも付けている上に書物が散乱した汚部屋である事から、他人に立ち入りすらさせていないのだとわかる。 そうしたストレスが祟っているのか、何かにつけて地面に(宛ら裁判長が「静粛に!」でよく叩いているガベルの如く)オージャカリバーをガンガンと打ちつけるという癖がある(刃こぼれしないのだろうか…)。 黒髪のロングヘアで右目は髪で隠れている。隠れている右目は銀色の隻眼で擬似的なオッドアイ。 黒を基調に紫のラインが入った服装をしており、顔の下半分が隠れるほど襟が長く、服装の露出も非常に少ない(寒冷な国の気候も反映していると思われる)。口元を人前で出すことは殆ど無い。 トップスはジャケットに見えるが、実は前空きの燕尾服風ロングコートと襟とダブルのボタン付きのノースリーブシャツの組み合わせである。 ブーツのヒールは高めであり、ギラと並ぶと大差ない背丈に見えるが、演者同士の身長は約9cmの差がある。 普段前髪で隠している右目には、ゴッカンの秘術である「氷の封印」の力が宿されている。