『仮面ライダーガヴ』の登場人物の1人で、ストマック家の次女。 半ズボンのフォーマルな衣装や中性的なルックス、「俺」という一人称もあり少年にも見えるが、れっきとした女性であり、双子の弟であるジープと互いの容姿・性別を逆転させているのが特徴。 ストマック社においては、ジープと共に仕入れ統括を担っていたが、後述の度重なる失敗の果てに、ランゴによってジープ共々解雇を言い渡された。
シータ・ストマック
Identité: 『仮面ライダーガヴ』の登場人物の1人で、ストマック家の次女。 半ズボンのフォーマルな衣装や中性的なルックス、「俺」という一人称もあり少年にも見えるが、れっきとした女性であり、双子の弟であるジープと互いの容姿・性別を逆転させているのが特徴。 ストマック社においては、ジープと共に仕入れ統括を担っていたが、後述の度重なる失敗の果てに、ランゴによってジープ共々解雇を言い渡された。
Appearence: 袖に白いフリルをあしらった黒い正装に身を包み、男装をしているのが特徴。左耳には太陽をモチーフにしたイヤリングを着けている。 人間態(擬態時)の容姿は弟のジープと揃えつつ、長髪の右半分サイドが白になった(ジープと逆で、長さもジープより若干短い)中性的な少女の姿をしている。本来の素顔はオスライオンを彷彿とさせる3対の鬣を備えた、狼のような白銀の頭部が特徴。なお服を残して頭部のみ擬態を解いた際には、首周りに銀色のファーが追加される。 なお鬣は2段目が一番大きい真ん中広がりの形状となっており、こちらは人間態とは対照的にシータの方が丸みを帯びたシルエットとなっている。 ストマック家が共通で持つ杖は右腰にぶら下げている。
Personnalité: 基本的にぶっきらぼうで大雑把な口調など言動も男性寄りであり、女性のような柔らかい口調のジープとは姉弟で男女の特徴を逆転させているのが特徴。一人称も「俺」。幼少期は現在よりも物腰の柔らかい口調であり一人称も「僕」であった。
Contexte: このため唯一心を通わせてきた双子のジープとは概ね考え方自体は共通しており、「産まれてからずっと一緒だった」と語られるように常に行動を共にし、離れ離れになる事を2人揃って拒絶するなど確かな情愛を互いに持っている。 反面、自分の力で事態を解決しようと言う意識はジープと揃って薄く、仕入れについてはバイトに一認してフォローもせずに下請けのみ行なったり、ショウマの始末についてもニエルブに助力を得るも対抗策が無くなってからは早々に諦めている。バイトの仕入れ品質向上についてもあくまで良質なスパイスを集めるのが得意なバイトを選別するのみで、そこから助力したりすることは最後までなかった。 事実、このような体制についてモチベーションが低下したり不満を抱いていたバイトも少なくなかったようで、仮面ライダーが認識される以前から「やつら(バイト)が飛ぶなんてあるあるだしな」とシータが語るなどバイトの運営能力はあまり高くなかった模様。 劇中ではショウマを見下すシーンこそ多いが、本質的には彼女達もまた上の兄達に怯えながら冷遇・処罰を受けるかもしれないという恐怖を抱いており、やがて嘲笑していた対象である赤ガヴ(ショウマ)との戦いで度重なる失態を犯したことで、ランゴからは会社をクビにされた挙げ句に政略結婚を強制されることになる。 なお、ストマック社をクビにされたのは厳密にはショウマにヒトプレスの出荷量を減らされたというだけではなく面白半分で赤ガヴの存在をランゴ達に伝えずみすみす出荷数を減らしたのも大きな原因であり、実際ヴァレンと交戦した後で報告を済ましているグロッタは特に懲罰も受けずに済んでいる。 第13話では彼女達双子の実力が少なくとも当時のショウマを上回る物であったことからも早期から報告を済ましていれば事前に彼を対処できたことは想像に容易く、会社での立場や事態が悪化するに至ったのは自業自得な部分も多い。ジープ共々(本流の)末子ということで家族内での立場は最も低く、誕生パーティも仕事を優先する兄姉3人からは形式的にごく短時間しか付き合ってもらえない幼少期を過ごしており、稼業への従事も自分達は出来損ないではないという一種の自己肯定感を得ることを行動原理とし、公私ともに中間管理職的な重圧のもとで過ごしている。 彼等の誕生日を祝おうと歩み寄っていたのは侮蔑の対象であったショウマだけであったが、両親から確かに愛情を受けていた姿を目の当たりにしていた(うち自分達の父でもあるブーシュは自分達を放置してショウマの強化手術を優先していた)ことから、嫉妬心と拒絶だけをさらに募らせることとなっていた。