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『仮面ライダー555』のもう一人の主人公。 『555』の物語は主に乾巧と彼を中心に進行する。年齢21歳。第1話によれば血液型はB+。 一時はファイズギアを預かり、仮面ライダーファイズとしても戦っている。 尚、第1話の尺は木場のエピソードが中心という歴代でも異色なものとなっている。
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木場勇治
アイデンティティ: 『仮面ライダー555』のもう一人の主人公。 『555』の物語は主に乾巧と彼を中心に進行する。年齢21歳。第1話によれば血液型はB+。 一時はファイズギアを預かり、仮面ライダーファイズとしても戦っている。 尚、第1話の尺は木場のエピソードが中心という歴代でも異色なものとなっている。
性格: 基本的には温厚で真面目な好青年であり、そんな性格から周囲の人物からの評価も高く、真理からは好意を寄せられていた。 しかし一方で真面目すぎる性分ゆえに思い込みが激しく、吹き込まれた嘘をあっさり信じてしまったり目の前で起きてる事だけで状況を判断してしまう悪癖があり、トードスツールオルフェノクとファイズが戦っている様を見て仲間が襲われていると勘違いし、彼が逃走する一端を作ってしまったこともある。 それと合わせて自分を裏切る、他者を踏み躙るなど悪辣な人物には一切容赦しない激情家な一面も持ち合わせており、時にはオルフェノクの力を使って人間を手にかけるなど一概に善人とは言い難い人物である。実際作中の後半ではそういった一面が濃くなってきている。 そんな性格から乾巧とは作中を通して時に協力し合い、時に激しく対立することもあった。
背景: 但し、とある理由から車上荒らしをした乾巧一行を許したり、財布を忘れて代金が払えない園田真理に小銭を貸すなど基本的には善良な性格であり、良くも悪くも人を信じ易い純粋な人物で、だからこそ人の信頼を真っ向から裏切る行為や己の利益の為に騙して罠に陥れようとする行いを働く者は絶対に許さず、そういう相手は人間オルフェノク問わず容赦しない。 ホースオルフェノクに覚醒したのもこうした暴れ馬的な側面と礼儀正しい側面が表れたからなのかもしれない。 彼の変身するホースオルフェノクのモチーフにはユニコーンも組み込まれているが、奇しくもユニコーンは純潔を好み、七つの大罪では「憤怒」を司る。まさしく彼の内面が前面に現れている姿だと言える。 序盤からの不遇な経歴、心優しくも人間臭い性格から555ファンの間でも人気の高い人物だが、作中での非道な一面からスカッと系の善玉だったのか、自己中系の偽善者で悪役だったかについては未だ尚評価が分かれる人物である。 因みに木場はファイズやカイザに変身する際、他の装着者達と違い、フォンを左手で倒していた(他の装着者は右手。例外として後述のオーガに変身した際には右手で倒していた)。元々は平凡な青年だったが、両親を乗せた車を運転中に事故に遭い、2年間の植物状態を経て死亡し、ホースオルフェノクとして覚醒する。 覚醒した後、伯父に両親の財産が奪われた事と恋人・森下千恵の裏切りを知り、彼女の新たな恋人になっていた従兄弟の木場一彰(伯父の息子)と千恵を殺害している。 それもオルフェノクの聴覚で伯父たちの悪意が聞こえた挙句、一彰に千恵が寝取られた事を知ってしまうという、極めて悲惨な経緯だった。 一彰に煽られた木場が彼を殺害した後に使徒再生に失敗した一彰が千恵宅で灰化した事から千恵が刑事に疑われ、千恵は都合良く木場に取り入るも、刑事にしつこく尋問されたので木場が犯人にでっち上げられたと言うえげつないものだった(木場が一彰を殺した事そのものは事実だが、当然千恵は知る由も無い為彼女にとってはでまかせも同然であった。犯人呼ばわりされた事よりも保身の為に自分を売られた事に深く傷付いた木場はそれでも楽しかった頃の幻影に縋ろうとするが、幾ら刑事を撒けるほどの超人的スピードを手にしたとは言え、過ぎ去っていく過去の幻影を掴み取る事など出来る筈も無く、千恵の殺害を決行した)。 しかし、第17話ではその千恵の兄・森下義正に千恵の行方を問われた際には言い出せなかった辺り、容赦無く殺害したとはいえ、罪悪感はある模様。