
ゼンカイガオーンに変身するキカイノイド。 頭部はライオンを模しており、ドレッドヘアのようなコードが伸びている。 脚にはファーがあり、ガオジャケットを髣髴とさせるノースリーブタイプのジャケットを着ている。

ガオーン
アイデンティティ: ゼンカイガオーンに変身するキカイノイド。 頭部はライオンを模しており、ドレッドヘアのようなコードが伸びている。 脚にはファーがあり、ガオジャケットを髣髴とさせるノースリーブタイプのジャケットを着ている。
背景: 一人称は「僕」。 常にテンションが高く陽気な性格だが、自身はキカイノイドなのに「機械」の類が大嫌いで「動物=有機生命体」が大好きという人間で言うところの人間嫌いを拗らせた動物愛好家のような価値観の持ち主。公式をもってして「分け隔てありすぎ」と書かれるほど相手によっての対応が違い過ぎる何とも面倒臭い人物。その対応の違いは、トジテンドの「選民思想」と同じ事をしている様にも見えた。 映画では寒い中氷を齧るザミーゴ・デルマを(普通の人間と思い込んで)見かねて、暖かい場所への移動を勧めたりカイロを与えていた。 動物に対しては非常に友好的で普段は街中やペットショップで小動物とのスキンシップに熱中しており、キュンと来た動物を「~ちゃん」と愛称で呼ぶ際に「~ちゅわん」とやや伸ばして呼ぶ癖がある。 この対象には人間も含まれており、「人間ちゅわん」と呼ぶ(お化け屋敷でも人間のオバケならばアッサリ順応していた)。特に初めて自分と触れ合う「友達」に名乗り出た介人をお気に入り感覚で可愛がっている。 しかし元が機械の体だからか押しが強すぎるせいなのか、当の動物からはあまり好かれておらず、本人もそれを気にしている。 また動物好きではあるが「生きた本物に限る」様で第6カイ!ではゴミ捨て場で見付けた猫のぬいぐるみを見て「偽物の猫ちゅわん…」とガッカリしていた。 一方機械に対しては、ジュランの様な同族のみならずセッちゃんのような地球出身のサポートメカに至るまで毛嫌いしており、露骨にぞんざいな扱いを徹底している。 ゼンカイオージュラガオーンの合体時すら、「消えててくれた方が合体し易かったな」と毒づいたり(変身後の状態とは言え)ブルーンをギアトリンガーで撃つ程。 動物好きな理由は上記の台詞の通りで、機械を嫌う理由は「硬くてゴツゴツしてひんやりしてかわいくない」から。特に圧政を布くトジテンドは最悪の一言に尽きるという。 上述の経緯から介人と友達になる一方、ゼンカイジャー加入は当初「キカイノイドに関わりたくない」という理由で断ったが、侵略で地球の動物達を虐げるトジテンドに彼なりの義憤を燃やし、加入を決意した(ちなみにギアトリンガーを受け取った時はジュランと同じく躊躇なくクダックに発砲し、介人から変身方法をレクチャーしてもらった。デジャヴ)。 猫舌だが料理は得意で第3カイ!では介人とヤツデが自分の手料理を美味しいと褒めて完食すると、ペット初心者さながらに感激していた。 第5カイ!でも事件解決後に手巻き寿司を振舞っており、皆から好評だった。 メンバー入り後は案の定介人やヤツデには友好的な一方で機械嫌い故にキカイノイドのメンバー(最初期のジュラン相手には特に)とは頑なに協調しようとしていなかった。 しかし回を追うごとに本人曰く「慣れてきた」との事で皮肉混じりながらも普通に口を利いたりと次第に歩みよる姿勢を見せ始める。 第9カイ!時点で銀行の口座に預けていた全財産は2500円。 同話にてカシワモチワルドの能力で柏餅中毒になった際には、転売ヤーから全てはたいて買いかけていた。 ちなみにこの口座、店番が「025」、口座番号が「2001 0218 0730」と全て元ネタのガオレンジャーにちなんだ数字だったりする(前者は「25番目の戦隊」、後者は順に「放送開始年・第1話オンエア日・放送時間」)。全財産の額もガオレンジャーに因んだものであろう。